2010.03.25 Thursday
ピカソの隣人 リアル鳩時計で目覚める

(この天窓の外にハト時計が・・・)
リアル鳩時計。
いったいなんのこっちゃと思われるだろう。しかし私は、最近、このリアル鳩時計に悩まされ・・・いや、起こしてもらっている。
私の部屋は、アパルトマンの最上階にある。
とはいえ、ここはベイエリアでも高層タワーでもない。1920年代に建てられた古〜いアパルトマン、エレベーター無しの6階だ。さらに寝室(というよりも寝床)は、部屋の中に作られたロフト部分にある。つまり限りなくというか、本格的な屋根裏に位置している。
寝床の真上には天窓がある。最初は、あ〜らすてき、寝ながら星空が見えるわあ、などとパリジェンヌ気分に浸っていた。が、この天窓、ブラインドを閉めずに寝るのは実はかなりコワい。真夜中に目が覚めて、見しらぬ男がのぞきこんでいるのと目が合ったりしたら・・・とホラーな想像をして、毎晩きっちりブラインドを閉めて寝る。
最近、パリは日が昇るのが早くなってきた。今日などは6時40分には明るくなっていた。ブラインドを閉めているにもかかわらず、なぜそんなに正確に明るくなる時間がわかるのかというと・・・・・・
ぐるっぽっぽ〜、ぐるっぽっぽ〜。
そう、鳴くんです。ハトが。屋根の上で。
ええ、私の寝床の真上に巣を作ってるんですな、これが。
鳴き声が始まった最初の日、何事かと思ってブラインドを開けてみたら・・・目が合ってしまった。見知らぬ男、ではなく、ハトと。
なにアンタ?って感じでこっちを見据えている。なんだハトか、とこっちも思って、2度寝することにした。ところが・・・・・・
ぐるっぽっぽ〜、ぐるっぽっぽ〜。ぐるっぽっぽ〜、ぐるっぽっぽ〜。
ぐるっぽっぽ〜、ぐるっぽっぽ〜。ぐるっぽっぽ〜、ぐるっぽっぽ〜。
ぐるっぽっぽ〜、ぐるっぽっぽ〜・・・・・・・・・・・・・・じゃかあしいッ!
とツッコミたくなるほどハトは鳴く。日の出とともに、実に正確に。
最近は、ハトの鳴き始めとともに目覚めるようになってしまった。
でもちょっと待てよ、これってもしかしてリアル鳩時計?
子供の頃、お金持ちの友達の家に遊びにいったことがある。まるでハイジの部屋のようなかわいい屋根裏部屋が彼女のお部屋。そこにかかっていた鳩時計。長針が12を指すたびに、パッポー、パッポーと鳩が飛び出す。メルヘンな部屋に、ちょっぴり憧れたっけ。
それが、いまや・・・・・
どうだ!私の寝床はリアル女中部屋(屋根裏)、そして時計はリアル鳩時計だッ!
とベッドの中で誰にともなく威勢を張ってみる。
もうちっと寝かしてくれ、ハトよ・・・・・。

(寝床(ロフト)からリビングを見下ろす。)
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