2010.03.23 Tuesday
ピカソの隣人 サーカスへ行く

(暮れゆく早春の空。)
それにしても、我ながら、このブログのタイトルだけ見ると、毎日遊びまわっているようにしか思えない。そして内容を読んでも、やっぱり遊びまわっているようにしか思えない。
信じていただきたいのだが、けっしてそんなことはございません。
日々身を削るようにして締め切りと格闘し、あるときは部屋から一歩も出ずに原稿に向かい合っております。決してふらふらとパリの街中をさまよったりなんかしてません。ええ、絶対に!
などと書けば書くほど信憑性がなくなるので、やめておく。
さて三月上旬のパリ、といえばファッションウィーク。
街中にモード関係者があふれるこの時期は、パリが一年中でもっとも華やぐ時期だ。私の住むマレ地区でも、大小のファッションショーや展示会が開催され、12頭身くらいのモデルが寒風の中デコルテをさらけ出して、オラオラどけどけっ!って感じで歩いてたりする。
いま私が最注目する東京のブランド、「20,000,000 FRAGMENTS(トウェンティーミリオンフラグメンツ、略して20MF)」もパリデビューするというので、その展示会に編集者Sさんとともに赴いた。ブランドを主宰するデザインカンパニー、ガズ・アズ・インターフェイスの社長、西野さんと、20MFデザイナーの秋山さんが来られていた。黒のオーガンジーを使った春らしいワンピースにさっそくヤラれてしまった私は、最近空っぽのお財布をまたはたいてしまった。叩けば出てくる魔法のポケットがほしい・・・・・・。
西野さん、秋山さん、Sさんと一緒に、ビオカフェ「ローズベーカリー」でランチをする。モード関係者があふれかえるこの超人気店は30分待ちで、なんとか席を確保。西野さん、秋山さん、カフェめしに満足そう。

(西野さん&秋山さん。)

(ローズベーカリーのランチ。)
夕方、Sさんとともに、ずっと楽しみにしていたサーカス「シルク・ド・イベール(冬のサーカス)」を観に行く。
うちのアパートから徒歩5分の場所にある常設のサーカス小屋(といっても円形の立派な建物)は、100年以上の歴史を持つ由緒あるサーカスだ。
こんなに近くにあるんだから一度行ってみたい・・・が、ひとりで行くのは寂しすぎる・・・
それって「なんば花月」にひとりで行くようなもんでしょ? などと考えていたら、ちょうどタイミングよくSさんが来てくれた、というわけだ。
このサーカス、(あたりまえだが)本格的なサーカスで、私たちはたちまちのめり込んでしまった。
最初に堂々、ライオン登場。猛獣使いがパシーン!と鞭を叩く。絵に描いたようなサーカスっぷりだ。続いて空中ブランコ、アクロバットなどなど、めくるめくイリュージョンが続く。そしてザ・タッチかとみまごう双子のピエロが登場。へっくしょん!とくしゃみをすると、バケツの水が頭の上にザーッ。まさかパリで往年のドリフギャグを目の当たりにするとは・・・・・。
子供も大人も大喜び。もちろん私たちも大喜びだ。こんなに最初から最後まで夢中になって何かをみつめたのは、ほんとうにひさしぶり。

(ライオン&猛獣使い。)

(白馬の群舞。)

(サーカスのパフォーマーたち。)
アフターサーカスは、近所のビストロでムール貝ディナー。
Sさん、あくことなき貝類への追及。同じDNAを持つカキの子孫として、我らパリにて貝姉妹の契りを結べリ。ってなんのこっちゃ。
最後の最後まで、帰りたくない〜! と名残惜しみつつ、Sさんは帰って行った。東京で再会したときには、カキ専門店に赴く約束をしつつ。・・・・・・いいかげん、アタりそうだな。

(Sさんと出かけた蚤の市の戦利品。)
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