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ピカソの隣人 モンマルトルを闊歩する

(空駈けるペガサス)

編集者のSさんと、モンマルトルの丘へ出かけた。

モンマルトルといえば、20世紀初頭に芸術家たちが住み着いて「芸術村」を形成したことで有名。ピカソ、モディリアーニ、キスリング、スーチンなど、エコール・ド・パリと呼ばれるエトランゼな画家たちが多くの名作を生みだした。ピカソが革命的な作品「アヴィニョンの娘たち」を描いた「洗濯船」と呼ばれるアトリエ長屋は、いまもアトリエ兼住居として芸術家たちが住み着いている。


(ピカソも住んだ「洗濯船」跡地)

小高い丘の上にあるのがサクレ・クール寺院。晴れ晴れとした青空の中、ホイップクリームのように浮かんでいる。
石畳の小道や、街灯の並ぶ急な階段。緩急のある土地にくるくると風景が広がっている。角を曲がるたびに、次はどんな景色が現れるのかとわくわくする。坂の多い町が楽しいのは、こうして歩きながら視野が大きく変わるからなんだろう。


(サクレ・クール寺院)

モンマルトルのあとは、サン・ジェルマン・デプレへ。こちらも20世紀初頭から現在まで、アート、音楽(ジャズ)、映画、モード、文学など、さまざまな芸術家たちがカフェに集い、議論し、作品を生み出したエリア。やはりパリは芸術のミューズに守られている。芸術家たちを魅了したからこそ、街もうつくしく豊かに発展したのだ。

サン・ジェルマンではSさん待望のカキランチ!
実は私、「カキの生まれ変わり」を自称するほどのカキ好きなのだが、Sさんもひょっとするとカキの生まれ変わりなんじゃないか、と思われるほどカキにご執着。「いつかきっとあたるんじゃないかと思って・・・」と言いつつ、食べる食べる。大丈夫ですよSさん、カキの生まれ変わりであるあなたはカキのDNAを持ってますから・・・。


(どど〜ん!とカキ・ランチ)

ショッピングも楽しいこのエリア。お店に入ると、オーナーやお客さんが連れている犬に行きあうことがよくある。どうやら、パリの看板娘(息子)は、猫よりも、圧倒的に犬が多いようだ。犬好きの私には、これもまたショッピングを誘発するゆえんになっている(言い訳)。


(看板娘のボンガ。 by Sさん)

この日も、南仏陶器の専門店で出会った犬がかわいすぎてうっかり長時間過ごしてしまい、しこたま陶器を買ってしまった。
これをどうやって日本に持ち帰るのか。まったく罪作りな街だ、パリってのは。
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