2010.03.09 Tuesday
ピカソの隣人 ワインを堪能する

(こんちゃん家の愛猫、次郎。うさちゃんの敵。)
やなぎみわさんと私、そしてうさちゃん。二人と一柱は、パリの友人・こんちゃん宅へ夕食に招かれた。
復習しておくと、こんちゃんは私にとって「パリと不可分」な存在。彼女がいてくれたからこそ、パリに長期滞在するはずみがついた。頼れる存在ながら、天性の方向音痴はもはや芸風の域に達している、という人。
ご主人のフランス人、フィリップ(通称ぴーちゃん)は、ブルゴーニュワインが大好きで、自宅の地下カーヴに何百種類ものワインコレクションを持つ、その道のツウ。
しかしながら、ヨメのこんちゃんはまったくの下戸。ちなみに私も下戸。
以前、ぴーちゃんが運転してくれて、三人でブルゴーニュ地方に行ったことがある。すてきなヌーベル・キュイジーヌのレストランで、「このワインが最高に合うよ」とぴーちゃんに産直ブルゴーニュワインを勧められるも、「へえ〜」と感心するばかりで一滴も飲めないふたり。ちなみにぴーちゃんも運転手だから飲めない。いったいなんのためにブルゴーニュまで出張ったのか・・・遠峰一青(ワインマンガ「神の雫」に登場するワインコンサルタント)に聞かれたら張り倒されそうな話だ。
「なによあんたたち、こんなにお宝があるのに飲めないの?!」
と、遠峰一青の代わりに私たちを罵倒したのは、もちろんうさちゃんである。
ふたりと一柱をお出迎えしてくれたぴーちゃんは、まったく動じることなく偉大なアーティストと霊的存在を受け止めてくれた。そして、うさちゃんを地下カーヴへといざない、膨大なコレクションを見せてくれた。かつ、うさちゃんに「この一本を、あなたに・・・」とベストな飲みごろのワインを献上。うさちゃん、いたく感激。ああぴーちゃん、懐が深すぎます・・・。

(1992年ね、いいんじゃない。)
こんちゃん渾身のテーブルセッティングも麗しく、うさちゃんのための玉座も用意されていた。さらに、こんちゃん渾身のオニオンキッシュの美味なことこの上なし。うさちゃん、すっかりご満悦。ぴーちゃんに女心も動いた様子・・・。
やなぎさんもすっかりリラックスし(もはやベルリンでのできごとは遠い夢のようだと)、ロゼシャンパンとワインを堪能。私も下戸ながら、ちょっとだけ堪能。美味いワインの味だけは、おぼろげながらわかるんだよなあ。

(なかなかのテーブル・セッティングね。)

(こんちゃん手製のキッシュ。美味すぎ!)
おそらくこんちゃんは、エリザベス女王来駕レベルの緊張感を持ってうさちゃんを迎えたことだろう。友の心遣いともてなしに感謝。
帰り際に雨が激しく降り始める。翌朝に大変なことが起こるのだが、それについては次回。
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