2008.05.13 Tuesday
みたび沖縄、運命のシュークリーム。
二年ぶり、また行ってきました沖縄。
二年前と同じく、中学校時代の友人つんちゃんとともに。
今回の旅の大きな目的は「カフーを待ちわびて」の映画撮影ロケ現場を訪問すること。「ロケ見舞い」というんだそうな。出版から2年、とうとうこの日がきた!とワクワク、テンションもMAXに。
なにしろ主人公の明青役が、あの玉山鉄二さん。まったく予想もしなかった超イケメンのバッテキに、心も躍るってもんです。
ロケ地は沖縄本島の某所。そこへ行く前に、私が“リアルカフー”と運命の出会いを果たした伊是名島へ出かけてみた。そう、以前ブログにも書いたけれど、つんちゃんとともに2年前も行こうとするも台風到来で挫折。その結果、「沖縄ネイキッド・ガイ」に遭遇するという憂き目(?)に遭った。今回は見事快晴、ついに上陸かないました。
まあ、なんにもない島だ。実はもうカフーもいない(本島のとある家にもらわれていったそうだ)。カフーの飼い主さんだった名嘉さんもいない(いまは東京で働いておられる)。事実は小説より奇なり。二年のあいだに、静かな島はいっそう静かになった感じだ。
しかし。
伊是名には超ど級の名所がある。その名も「菓子の島 神山」。
なにかっていうと、パン&ケーキ屋さんなんです。もちろん島で唯一。しかもこれが、ハンパなく美味い。
「カフー」出版後に一度訪問したとき、伊是名村役場の観光担当だった神山利和さんが連れていってくれたのがそもそものご縁。「おいしいケーキ屋さんがあるからさ〜」と連れていかれたところが、自分の家だった。でもって、奥さんがケーキ職人さんだった。そしてすごい美人だった。話ができすぎだった。
強引かつスムーズな導入で、私はたちまち「神山」のファンになってしまった。
神山さんと奥さんは東京の製菓学校で出会って結婚したそうだ。そんなわけで、神山さん自身も和菓子づくりのプロ。ついでにおじいちゃんもウチナー菓子職人。すごい。こんな小さな島の一軒の家にスイーツの三大巨匠がひしめいているとは。沖縄の密度の濃さにあらためて驚く。
奥さんの作るケーキは真剣にウマい。絶対に代官山のアレとかミッドタウンのコレとか六本木ヒルズのソレとかよりウマい。「女・椎名誠」の異名を持つ(by自分)私が、こうして公の場(サイト)で言い切るんだから、そうとうウマいと信じていただいていい。特にシュークリーム。もう、激激激ウマ。これを一度食べたら、駅前でクリームのにおいを流して客寄せしている某チェーン店のモノなんてまじで食べられなくなる。
離島でシュークリームという組み合わせも絶妙なシュール感。さーたーあんだぎーなんて食べてる場合じゃない。ほんと、このシュークリームのためわざわざ伊是名島に行ってもいいと思う。そのくらい魅力的な一品である。
その奥さんに、「明日、玉山鉄二さんに会いにいくんですよ」と告げた瞬間、色白のチャーミングな顔が豹変した。
「えええっっっっ?! ほんとにほんとに???!!! いやーん私大好きなんですう〜!!エー信じられなあ〜いっ!!!!」
目の前に玉山さんがいたら間違いなく飛びついていただろう。その豹変ぶりにたじろぎながらも、私ははたとひらめいた。
この絶品のシュークリームは、1個たったの110円ポッキリ(税込)である。
撮影スタッフは70名と聞いている。「全員に差し入れは無理だろうから気にしなくていいよ」と、映画の企画者K社長からは言われていた。「でも玉山君は甘いものが好きだよ。和菓子以外の・・・・」とさりげなく囁かれもした。「でもでも、玉山君だけに何か持ってくわけにはいかないしねえ〜」と締めくくられた。いったいどうすりゃいいんですか、私は?! と悶絶した結果、その時点で何も差し入れの品を思いついていなかったのだ。
110円X70個=7700円。
こ、これは・・・・・・イケてないか?!
「奥さんあの〜、もしかして明日の朝9時までにシュークリーム70個なんて、作れたりしますかね・・・・・・。その、玉山鉄二さんに差し入れとか、いいかな〜なんて・・・・・・」
奥さんの目つきがすばやく変わった。勝負師の目だ。
「ええっ!! もちろんやりますっ、やらせてもらいます!!できますよ、ええできます!!」
答えるやいなや、奥さんはキッチンに飛び込んで即仕込みを始めた。もうなんにも聞こえないって感じだ。すごい集中力。やはりイケメンの力は偉大だ・・・・・・
翌朝。9時のフェリーに、私は特大のクーラーボックスを担いで乗り込んだ。
「ほんとに作ってくれちゃったね〜」とつんちゃん。
「これが女優さんに差し入れするとかだったら、気合が違ったかも・・・」と私。
かくして、シュークリームは海を渡り、ロケ現場に届けられた。
「いただきまあ〜す!!」と元気よくスタッフのみなさんが、おいしそうに頬張っていた。撮影最終日で演技に集中していた玉山さんが、どの時点で食べたかはわからない。でも、きっと食べてくれたと思う。
沢山の人が関わり、沖縄の人々に見守られて、沖縄での撮影は無事終了したと聞いた。公開は来年。そのときには、また伊是名に行こうかな。今度はなんの用事がなくてもいい、ただ「菓子の島 神山」のシュークリームを食べに。
二年前と同じく、中学校時代の友人つんちゃんとともに。
今回の旅の大きな目的は「カフーを待ちわびて」の映画撮影ロケ現場を訪問すること。「ロケ見舞い」というんだそうな。出版から2年、とうとうこの日がきた!とワクワク、テンションもMAXに。
なにしろ主人公の明青役が、あの玉山鉄二さん。まったく予想もしなかった超イケメンのバッテキに、心も躍るってもんです。
ロケ地は沖縄本島の某所。そこへ行く前に、私が“リアルカフー”と運命の出会いを果たした伊是名島へ出かけてみた。そう、以前ブログにも書いたけれど、つんちゃんとともに2年前も行こうとするも台風到来で挫折。その結果、「沖縄ネイキッド・ガイ」に遭遇するという憂き目(?)に遭った。今回は見事快晴、ついに上陸かないました。
まあ、なんにもない島だ。実はもうカフーもいない(本島のとある家にもらわれていったそうだ)。カフーの飼い主さんだった名嘉さんもいない(いまは東京で働いておられる)。事実は小説より奇なり。二年のあいだに、静かな島はいっそう静かになった感じだ。
しかし。
伊是名には超ど級の名所がある。その名も「菓子の島 神山」。
なにかっていうと、パン&ケーキ屋さんなんです。もちろん島で唯一。しかもこれが、ハンパなく美味い。
「カフー」出版後に一度訪問したとき、伊是名村役場の観光担当だった神山利和さんが連れていってくれたのがそもそものご縁。「おいしいケーキ屋さんがあるからさ〜」と連れていかれたところが、自分の家だった。でもって、奥さんがケーキ職人さんだった。そしてすごい美人だった。話ができすぎだった。
強引かつスムーズな導入で、私はたちまち「神山」のファンになってしまった。
神山さんと奥さんは東京の製菓学校で出会って結婚したそうだ。そんなわけで、神山さん自身も和菓子づくりのプロ。ついでにおじいちゃんもウチナー菓子職人。すごい。こんな小さな島の一軒の家にスイーツの三大巨匠がひしめいているとは。沖縄の密度の濃さにあらためて驚く。
奥さんの作るケーキは真剣にウマい。絶対に代官山のアレとかミッドタウンのコレとか六本木ヒルズのソレとかよりウマい。「女・椎名誠」の異名を持つ(by自分)私が、こうして公の場(サイト)で言い切るんだから、そうとうウマいと信じていただいていい。特にシュークリーム。もう、激激激ウマ。これを一度食べたら、駅前でクリームのにおいを流して客寄せしている某チェーン店のモノなんてまじで食べられなくなる。
離島でシュークリームという組み合わせも絶妙なシュール感。さーたーあんだぎーなんて食べてる場合じゃない。ほんと、このシュークリームのためわざわざ伊是名島に行ってもいいと思う。そのくらい魅力的な一品である。
その奥さんに、「明日、玉山鉄二さんに会いにいくんですよ」と告げた瞬間、色白のチャーミングな顔が豹変した。
「えええっっっっ?! ほんとにほんとに???!!! いやーん私大好きなんですう〜!!エー信じられなあ〜いっ!!!!」
目の前に玉山さんがいたら間違いなく飛びついていただろう。その豹変ぶりにたじろぎながらも、私ははたとひらめいた。
この絶品のシュークリームは、1個たったの110円ポッキリ(税込)である。
撮影スタッフは70名と聞いている。「全員に差し入れは無理だろうから気にしなくていいよ」と、映画の企画者K社長からは言われていた。「でも玉山君は甘いものが好きだよ。和菓子以外の・・・・」とさりげなく囁かれもした。「でもでも、玉山君だけに何か持ってくわけにはいかないしねえ〜」と締めくくられた。いったいどうすりゃいいんですか、私は?! と悶絶した結果、その時点で何も差し入れの品を思いついていなかったのだ。
110円X70個=7700円。
こ、これは・・・・・・イケてないか?!
「奥さんあの〜、もしかして明日の朝9時までにシュークリーム70個なんて、作れたりしますかね・・・・・・。その、玉山鉄二さんに差し入れとか、いいかな〜なんて・・・・・・」
奥さんの目つきがすばやく変わった。勝負師の目だ。
「ええっ!! もちろんやりますっ、やらせてもらいます!!できますよ、ええできます!!」
答えるやいなや、奥さんはキッチンに飛び込んで即仕込みを始めた。もうなんにも聞こえないって感じだ。すごい集中力。やはりイケメンの力は偉大だ・・・・・・
翌朝。9時のフェリーに、私は特大のクーラーボックスを担いで乗り込んだ。
「ほんとに作ってくれちゃったね〜」とつんちゃん。
「これが女優さんに差し入れするとかだったら、気合が違ったかも・・・」と私。
かくして、シュークリームは海を渡り、ロケ現場に届けられた。
「いただきまあ〜す!!」と元気よくスタッフのみなさんが、おいしそうに頬張っていた。撮影最終日で演技に集中していた玉山さんが、どの時点で食べたかはわからない。でも、きっと食べてくれたと思う。
沢山の人が関わり、沖縄の人々に見守られて、沖縄での撮影は無事終了したと聞いた。公開は来年。そのときには、また伊是名に行こうかな。今度はなんの用事がなくてもいい、ただ「菓子の島 神山」のシュークリームを食べに。
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